インボイス制度
- 2022.11.10
- ブログ
「インボイス制度」というものが2023年10月から始まります。
この制度に耳なじみのない方、聞いたことはあってもどんな内容か知らない方が大半だと思います。
あまりニュースで取り上げていないことや、会社勤めの方にはあまり関係のない制度だから、というのが理由にあげられます。
これは個人事業主に関わるもので、特に建築業界も影響する制度なのです。
説明すると長くなるので簡潔に言いますと、個人事業主の年収が10%減るのです。
今は年収1,000万以下の個人事業主は免税事業者であり、預かった消費税を納税しなくてもよいことになっています。
それがインボイス制度が始まると、課税事業者になるかどうかを選ぶ事となります。
課税事業者になると預かっていた消費税を納税することとなります。
これが先ほど年収が10%減ると言った理由です。
個人事業主が免税事業者のままでいた場合、企業側が消費税分を負担することとなります。
そのため免税事業者を理由に仕事の依頼が来ない、値引きを要求されるなどという事を企業がしてくるという可能性もあります。
個人事業主にとってはデメリットしかない制度です。
個人事業主であれば既に知っている方も多いと思うますが、皆さんの周りで知らない人がいたらこの制度を是非伝えてあげてくださいね。